痛風の名前の由来・語源とは?
痛風という名前を聞いただけでも、体に痛みをともなう病気であることはだいたい想像がつくことと思います。「風が吹いても体が痛い」ことが、痛風という病気の名前の由来や語源だと思っている人も多いようです。
中国の伝統的な医学である中医学では、風という言葉には全身をむしばむ病気という意味があり、単に体の痛みをともなうだけではなく、症状が悪化すれば全身のあらゆる部位に症状が出て、全身の病気になるという意味が含まれています。
西洋医学では、自覚症状について医師がカウンセリングをして、医療機器などを用いて検査を行い、病気の診断をして薬が処方されていますが、中医学では、単に表面に出てきた症状だけではなく、その人の体質をしっかりと見極めるためにじっくりと時間をかけて触診などを行い、体質と症状に見合う漢方薬などが処方されます。
痛風の症状を改善するには、体の痛みを抑えれば良いと思うかもしれませんが、痛み止めなどの薬が処方されるのは、表面に出てきた症状を抑えるだけの対処療法です。痛風の症状を改善するには、尿酸値が高いという体質を改善させる必要があります。痛風は関節の炎症と捉えている人もいますが、局所的な病気ではなく、全身の代謝系の病気であるとも考えられています。
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